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    エロゲ対談番外編 作品クロスレビュー「ラブラブル」 第1回/全5回予定(?)

    • 2016.07.24 Sunday
    • 17:08

    *現在連続公開中の対談とは別連載で恐縮なのですが、

    SMEEより発売された「ラブラブル〜lover able〜」という作品について、2016年7月、feeと残響が対談クロスレビューを行いました。

    肩の力を抜いて、お読みいただけると幸いです。

    とはいえ、1ヒロインあたりおよそ30分、全5ヒロインで2時間半にわたる対談記事ですので、こちらも数回(さつき1回、千夏1回、つぐみ&奈々子1回、花穂で2回予定)に分けてお送りする予定です。

     

    記事の性格上「ラブラブル」のネタバレを大いに含みますので、ご注意ください。

     

     

    対談本編に入る前にまず、お互いが書いてきた、ヒロイン別の評価はこちらです。
     *批評空間での『ラブラブル』全体の点数は、feeが68点、残響が95点をつけております。
     *残響は『ラブラブル』、『同棲ラブラブル』(こちらも95点)をプレイ済。feeは『ラブラブル』のみのプレイです。

    ラブラブル〜lover able〜2011.02.25発売予定!

     

     

    1

     

    fee「対談を始める前に、一つ言わずもがなのことを言いますと……僕、『ラブラブル』に68点をつけているんですが……」

     

    残響「はい」

     

    fee「残響さん、『ラブラブル』に95点つけてるじゃないですかw」

     

    残響「そうなんですよねぇ」

     

    fee「大丈夫なんですか? 心が傷つけられるとか……」

     

    残響「このゲームは基本的にどこまでいってもキャラじゃないですか。憎くて憎くてたまらないキャラがいるとかだったら、話が成り立たないと思うんですよ。でもそこまででもないでしょ?」

     

    fee「憎くてたまらないってw ……一応、気に入らないヒロインは一人いますよ?」

     

    残響「あぁ、喫茶ジェラシー……」

     

    fee「ま、まぁ憎くてたまらないってほどでもないので、多分大丈夫だと思いますw」

     

    fee「とりあえず、まず事前に書いてきたヒロイン別のシナリオ評価、キャラ評価を見せ合いますか。じゃあ僕から……」

     

    fee「こんな感じですね」

     

    残響「そんなに千夏嫌いですかw」

     

    fee「いやいや、大体どんなゲームにもムカつくヒロインっていうのは一人ぐらいはいるので。オールタイムワースト級のヒロインとかそういうんじゃないですよw」

     

    残響「なるほど。……千夏は面倒くさいですからね」

     

    fee「千夏の話を始めちゃっていいんですか? まず残響さんの点数も見せてもらわないと。で、話しやすそうなヒロインから行きましょうよ」

     

    残響「そうでしたそうでした」

     

    fee「(表を見ながら)結構面白い感じになってるかなー」

     

    残響「うーん、確かにw」

     

    fee「一番、二人の評価に差がないのはさつきかな?」

     

    残響「そうですね、概ね」

     

    fee「さつきがあまり変わらなくてー」

     

    残響「変わらなさ度合いで言うならつぐみも変わりません」

     

    fee「つぐみも変わらないっすね。意外だなぁ」

     

    残響「feeさんが奈々子さんシナリオを一番上位に持ってくるっていうのは予想はできました」

     

    fee「ちょっと残響さん、奈々子さんの評価が低いじゃないですかー、年上はダメなんですか?」

     

    残響「いや、そんなことはない。そうじゃなきゃ、Twitterで姉属性持ちとは言っていない」

     

    fee「うーん、どのヒロインから行こうかな。花穂は点数はずれてるけど、評価自体は大体似てないですか? 僕もこの5ヒロインの中ではそこそこ高い評価だし」

     

    残響「ですね」

     

    fee「千夏は単に僕の好みじゃないってだけだからなぁ……どこから行きますか?」

     

    残響「意見の対立が見られないところから行きましょうか」

     

    fee「対立が見られないところからだと……さつき?」

     

    残響「そうですね」

     

     

    2

     

    fee「さつきはまず……シナリオの話をさせていただくと……いくらなんでも短すぎたな!」

     

    残響「それは擁護できないw 確かさつきってそもそも攻略ヒロインじゃなかったんですよね

     

    fee「え、そうなんですか?」

     

    残響「元々はサブヒロインに割と近い感じというか」

     

    fee「まぁサブヒロインから急遽昇格させたなら、あのボリュームでも仕方ないかなぁと思わなくもない……元々おまけヒロインなら」

     

    残響「元々おまけとはいえ、さつきは一応メインヒロインの形で出たわけじゃないですか。メインヒロインとして出た以上……この短さはやはり擁護できません」

     

    fee「ルートが短いというのはあまり良いことではないですが、最悪なわけでもないんですが……」

     

    残響「間違ったことはしていないですよね、シナリオの中で」

     

    fee「何が間違ったことなのかの基準が共有されているかどうかも怪しいですけど……」

     

    残響「ぼくのシナリオの低評価の基準はクソシリアスですから……水差されですから……(この話は本対談の方の三夜か四夜で公開する予定です)」

     

    fee「僕は、さつきシナリオには、シリアスを入れてほしかった」

     

    残響「なるほど」

     

    fee「流星君っていう友人キャラがいて

     

    残響「はい、そうなんですよ」

     

    fee「さつきは、この友人キャラと関わりがあるような描写があって」

     

    残響「そこはぼくも同意でして、なぜ流星をもっと活かさなかったのか。かなり活かしているとは思うんですけど、それでももっともっと活かせられるはずだろうみたいなところがありまして。そこのところはぼくも同意です」

     

    fee「お、意外ですね。ここは同意じゃないのかと思ってた」

     

    残響「完全な処女厨の人だったら<流星は動かすな>とか言いそうですけど……。この作品のというか、このメーカーの男キャラは面白いんですよ。だからぼくはガンガン動かしてほしい。もっと動かせるだろう、みたいなのはありましたね」

     

    fee「流星って教室で割と孤立しているというか、あまり学校に馴染んでないじゃないですか」

     

    残響「そうですね」

     

    fee「でもバイトだと多少馴染んでいる」

     

    残響「ええ」

     

    fee「で、さつきも教室ではあんまり馴染んでなくて」

     

    残響「割とではありますけどね」

     

    fee「いじめとかそういうのはないけど。さつきはともかく流星君は、ちょっと居心地悪さを感じる程度には浮いてるでしょ?」

     

    残響「最も居心地悪そうにしているのは、なれなれしく絡んでくる主人公に対してだとは思いますけどね」

     

    fee「それは別の意味でねw」

     

    残響「でもよくわからないところがあって、さつきと流星がなんか繋がりがあるっぽいんですけど、全然その辺の描写がされないんですよね」

     

    fee「そうなの。これは僕の妄想ですけど、流星君はさつきに片思いしていて。さつきの悪口を言った奴をしめちゃったりして、それが原因でみんなに恐れられていて。悪い奴じゃないのに孤立しちゃった。それをさつきは知っている。さつきは教室の中でただ一人<流星はそんなに悪い奴じゃないよ>みたいなことを言ってるし……」

     

    残響「ですよね、ありましたよね」

     

    fee「流星君から、<今まで俺がさつきを守ってきたけど、お前になら任せられる>みたいなエールを送られた主人公がさつきと結ばれ、流星君も教室に溶け込めるようになる。みたいな感じで、物語の準主役的に流星君を絡めてほしかったです」

     

    fee「なので、さつきシナリオではもう少し流星君とさつきの関係性とか、なぜ学校で浮いちゃったのかを含めた、流星君自身の物語が欲しかったと思っています」

     

    残響「なんかあっても良かったんですよね」

     

    fee「これじゃ結局、流星君というキャラクターの存在意義自体があまり感じられませんし」

     

    残響「あ、それ言っちゃいますか。これはなかなか指摘されないところなんですけど、僕も同意なんですよ。だからこそもっともっと動かしてもいいって言ってるんですけど。

    『ラブラブル』のファンコミュニティなどでは全然そういう指摘はされないんですよ。むしろこれでも動かしてる方だ、みたいな」

     

    fee「うーん……<主人公以外の男キャラがあまり格好良くない方が良い>みたいなことを言う人もたまにいて」

     

    残響「まぁこのゲームはその典型例みたいなものですけどね」

     

    fee「いや、流星君は結構かっこいいよ?」

     

    残響「そうですね」

     

    fee「店長はどうでもいいけど…」

     

    残響「前作の『らぶでれーしょん』で、二人の友達キャラが凄く良かったんですね。チャラくていい奴だけどどうしょうもない友人キャラと、怖い顔だけど優しくて純でヘタレな友人キャラ

    その二人のどちらでもない方向でキャラを作った結果、カッコよくてミステリアスだけど存在感がない、みたいなキャラになっちゃったのかなと。落としどころが難しいんですよね」

     

    fee「流星君を絡めるとしたらさつきルートが最適だし、さつきルート自体も言っちゃなんだけど何も起こらない上に短いし。さつきルートに流星君をからめれば、ボリュームもまぁまぁの長さになって、ストーリー自体もまぁまぁの話ができたはずなんだけど。なぜやらなかったのか……」

     

    残響「しかしちょっと待ってください、我々はさつきの話をしていたはずなのに流星君の話ばかりしてますよw」

     

    fee「あはははは、僕もそれちょっと思ったwww」

     

    残響「じゃあキャラの話をしましょうか。さつきの両親がファンディスクに出てくるんですけど……ファンディスクで一番救済されているのがさつきでして」

     

    fee「まぁ本編の扱いがあんまりだったからな……」

     

    残響「ファンディスクではちょっとボリュームも増えました」

     

    fee「さつきって結構人気あるでしょ?」

     

    残響「ありますよ」

     

    fee「人気あるのに本編があれじゃ、なおさら不憫ですよ」

     

    残響「ファンディスクになるにあたって声優さんが変わっちゃいまして。ぼくはあまり気にしないんですけど、声優にこだわる人にとっては<頑張ってるけどやっぱダメだ>みたいな」

     

    fee「<頑張ってるけどやっぱダメだ>というのは、まぁとかく荒れがちな話題の反応にしては割と穏当な……」

     

    残響「そうなんですよね。キャラの印象に差がなかったという意見がかなり多かったです」

     

    fee「まぁ声優さんの話は難しいからなぁ。僕も、大好きなキャラだったらそういうこだわりを持っちゃうかもしれないし、そうでもないならば別にどうでもいいっていう」

     

    残響「イチャラブゲーマーでは珍しいんですけど、ぼくも声優にはこだわりはない方です」

     

    fee「僕もあんまりないなぁ」

     

    残響「複数ライター間の、テキストの微妙なニュアンスの差みたいな方が気になりますね」

     

    fee「僕はファンディスクをやってないから、声優さんの変更については何とも言えないところがありますね」

     

    3

     

    fee「キャラの話をしますと、さつきはかわいいですよねー」

     

    残響「アクティブなかわいさというわけではないんですけど、完全なダウナーというわけでもない。完全に不思議ちゃんというわけでもない」

     

    fee「僕の点数でシナリオ点とキャラ点の差が一番大きいのがさつきなんですよ。他は大体比例しているんですが」

     

    残響「ぼくの方も、このゲームの場合だと比例していますね。まぁそういうゲームだからなんですが。feeさんの方に仮説とかはありますか?」

     

    fee「他の人に当てはまるかは解りませんが。僕は単純に、シナリオとキャラは引き立てあうものだと思っているので、シナリオが良ければキャラも気に入るし、キャラが好きならば何でもない話にも感情移入しちゃって、<おっ頑張れ頑張れ>みたいな感じで物語に引きこまれてプレイしちゃう。だからシナリオ点が高ければキャラ点も高くなりやすいし、逆もまた然りじゃないですか?

    キャラがどうでも良かったら、いくら話が良くても<どーでもええんちゃう?>っていうノリで見ちゃうし、キャラがいくら良くても話が薄っぺらかったら印象に残りにくいです。もちろん例外はありますけどね」

     

    fee「さつきは、シナリオがこんななのにかわいいというのは、勿体ないですよね」

     

    残響「最低限の基準はクリアしているんでしょうけど。萌えゲー的達成というか」

     

    fee「シナリオが良かったら、もっと魅力を感じられたと思います。もっと上を目指せましたよ」

     

    残響「そうですね」

     

    fee「このシナリオはさつきのかわいさを、阻害はしていないかもしれないけど、引き立てているとは到底言えないでしょう

     

    残響「引き立てているとまでは言えませんね。料理でたとえるならちゃんと盛り付けはしましたからまぁどうぞみたいな」

     

    fee「すごくつまらない話を、延々長々と語られるよりはマシというか。<大した事ない話だったけど、これぐらいの長さだったし許してやるか>みたいな感じで、さつきシナリオへの悪感情は全くないんですけど。読んでいて苛々とかも別にしていませんし。ただ、力の入れ具合とか、クオリティを評価するなら、低いよなっていう」

     

    残響「全ルートがこれだったら、ぼくも『ラブラブル』に95点は確実につけてないです」

     

    fee「さつきシナリオの出来は良くないんですけど、何せ短いもんだから、あまり怒りもなく。ハッキリいって4点という評価の割には嫌いではないです。

    が、まぁもうちょっと頑張れよとは思いました。さっき言ったように、流星君を動かすことで面白くなる道筋が凄くよく見えていて。普通に僕みたいな素人でも簡単に思いつくような事を、普通に書いてくれれば、結構面白くなったんじゃないの?っていうところが残念な感じがしましたけど。まぁ、サブシナリオから急遽繰り上げたものなんだとしたら、しょうがないかなとも思います」

     

    残響「単純にCG数やシーン数だけを見ても他のキャラと比べて露骨に少ないですからね」

     

    fee「あ、そうでしたっけ。まぁでもエロかったけどなぁ」

     

    fee「僕が『ラブラブル』を最初に手に取った動機なんですけど。実は、Hシーンの乳首の勃起差分があるらしいと聞いたんですよ。それで喜んでプレイしたんです。僕、おっぱい大好きだから。そんな感じで、どちらかというと抜きゲー寄りの興味でプレイしたというか。結果、全然抜けなかったわけでもない、そんなに抜けたわけでもないっていうところで。最低限の満足は得たかなっていう68点なんですけど」

     

    残響「あははははw でも心に何か残りもしなかったと」

     

    fee「うーん、残らなかったですね。ただ『ラブラブル』自体そんなにプレイ時間が長くないので。確か一週間ぐらいでクリアしちゃったような」

     

    残響「そんなに長くはないですよね。ぼくはそんなに短かった印象はないんですけど、それはぼくが5、6回ぐらい周回してるからで」

     

    fee「エロゲ―批評空間のプレイ時間中央値が18時間になってるんですけど、プレイ時間20時間のゲームと比べても目に見えて短かったと思う」

     

    残響「適当なところで終えられますからね。チャプターとかあるじゃないですか。適当にサクサク進めていって、じゃあ今日はここで終わりみたいな感じで終えられますし」

     

    fee「5人ヒロインがいるから、1ルートあたりの長さも短い」

     

    残響「それもありますね」

     

    fee「18時間でもルートが3本しかなかったら、そこそこ長く感じるかもしれない」

     

    残響「そうですね」

     

    fee「その中でも特にさつきは短いですしw」

     

    残響「このゲーム、イチャイチャする以外のことはしていませんからね」

     

    fee「少なくともさつきはそうですね。で、Hの話に戻りますけど、Hシーンのテキストはイマイチだったなと」

     

    残響「否定できないなぁそこは」

     

    fee「エロについてのアクション描写というか、主人公が、ヒロインのどこを愛撫しているのかが書かれていないことが多いんですよ。台詞や擬音、喘ぎ声に頼っているというか」

     

    残響「『同棲ラブラブル』では少し改善されているんですけど……」

     

    fee「たとえばさつきが喘いでいる時に、きちんと文章があれば、<あぁさつきは今、おっぱいを舐められて喘いでいるんだなぁ>と妄想するわけです。でも、それがないと、何で喘いでいるんだかわからないので興奮できないんですよ」

     

    残響「なるほど……さつきはこれくらいでいいですか?」

     

    fee「そうですね。では次にいきましょう」

     

     

    次回予告

     

     

    残響「次はつぐみ行きますか? それともfeeさん的に悪いものは先理論で千夏行きますか?」

     

    fee「千夏はさっさと片付けたい気がしないでもない……」

     

    残響「はっはっは(笑)」

     

    fee「じゃあ千夏で行きますかね」

     

     

    千夏編に続く

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    • 2016.12.10 Saturday
    • 17:08
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      コメント
      あっ……なんか、cyokin10wさんに対するぼく(残響)のレスの最後の文章が途切れてる……
      たぶんこれ、ブログコメント投稿における字数制限にひっかかってたみたいです。

      どういうことを書いてたかというと、
      「千夏に関しては……これはfeeさんのレスにお任せしますw
      いやぁ……「千夏論」は、すっげぇものでした。マジで。」
      っていう風に文章を結んでました。
      失礼しました。

      ……それにしても、feeさんの千夏論はすげえですぜ…こうご期待!
      • 残響
      • 2016/08/07 9:19 PM
      cyokin10wさんお久しぶりです。コメントレスが遅れまして申し訳ありません。
      お読みいただけて、また、コメントも寄せていただいてとても嬉しいです。
      つぐみ好きですか……同志よ!(握手)
      ……千夏は僕が悪口書いているだけなので、論として読みごたえがあるとは思えないんですが、まぁcyokin10wさんが千夏ファンでないならお楽しみください……。
      千夏編の公開は、もう少し待ってくださいね(汗)

      こちらでも、それからまたブログやエロ助でも、これからもよろしくお願いします!
      • fee
      • 2016/08/07 4:58 PM
      cyokin10wさんへ

      はじめまして、残響と申します。この度は当対談ブログを丁寧にお読みいただき、またこのようにあたたかいコメントを頂き、とても嬉しく思っております。


      cyokin10wさんがとくにお楽しみいただいた、【抜きゲー】と【非抜きゲー】に分ける部分や、【萌えゲー】と【イチャラブゲー】の違いに関してですが、
      少し裏話をすれば、feeさんとの対談でまず最初のほうで問題提起されたのが、このジャンル定義でした。
      ジャンル定義……あるいはジャンル線引き、ジャンル内容を、二人がどのように考え、お互いの共通認識を図る、ということですが、ここにはちょっと面白い話がありまして。
      エロゲーマー(に限った話ではないですが)というもの、「ジャンル」というものを、「公的なものと認識している」けれども「ジャンルの判断基準はかなり私的」というものです。

      (ええい理屈っぽいぼくの書き方はどーにかならんのかっ!)
      つまり、具体的に言うと……というか対談記事本文に即して言うと、
      ぼくとfeeさんは、お互い、イチャラブゲーマー、シナリオゲーマーとして立ち居地を明確にして話しているわけなんですが、
      その「イチャラブ」「シナリオ」なるものは、基本的に本文中でfeeさんが仰っているように、「自分の感性によって」決めるわけです。


      >fee「<シナリオってなんですか?>って言うと、完全に自分定義ですが……。僕が使うシナリオゲーという言葉と他の人が使うシナリオゲーという言葉は、意味が違うと思うんですよ。すんごい乱暴ですが、【僕がシナリオが良いと思ったゲーム】をfee定義ではシナリオゲーと言っておりますw」

      残響「世間一般でシナリオゲーといわれてるものでも、気に入らなければfeeさんにとってはシナリオゲーじゃないw」
      ――(「第一夜」より)

      だから、自分が思ってる「○○ジャンル」「○○ゲー」っていうのは、他のひとと「同じもの」とは限らない。
      そのあたり、最初にお互いの定義を明確にしておかないと、後々マズいことになる、というのが、対談初期の話の流れでした。

      もちろん、エロゲ語りは「客観的な論理の正当性」を追求するものではなく、私的なたのしみとしてのものなんですが。
      でも、ぼくとfeeさんが対談をする上において、お互いの「ジャンル判断基準」を精査したことは、ぼくとfeeさんが対談のこの先で、余計で無益な議論に入り込むことを防ぐ意味合いがありました。
      ジャンルの定義をすることにより、お互いの共通認識を把握し、「私的なたのしみ」に水をささないように。
      (……と、ぼくは認識しております)

      しかしcyokin10wさんがこの「ジャンルの区分け」について興味を示して頂いたことは……ぼくとしては地味にうれしい。
      というのも、それだけこの議論内容をしっかり読み込んでくだすったのだな、と思えたからです。
      ありがとうございます。


      あと、ここで申すのもなんですが、最近ぼく、「恋×シンアイ彼女」の長文感想を、えろすけで書いたのですね。
      この長文感想を書く上において、cyokin10wさんの恋カケ感想が、実はぼくの感想スタイルに影響を及ぼしている、ということを告白させてください。

      cyokin10wさんの感想って、「星奏に対する、cyokin10wさんの思いを綴った手紙」のような形式に、ぼくはお見受けして。
      その星奏に対する、まっすぐな伝え方、の叙述/論述スタイル。

      裏話2をしますと、ぼくは最初、恋カケ感想を書くにおいて、恋カケを分析的に、各エレメント(構成要素)に分けて論述しようとしてたのです。論文みたく。
      でも、なんかおもろくない……というか、自分が本当に言いたいスタイルになってない……、と悩んでいまして。
      ぼくは、恋カケの分析よりも、「恋カケという作品における、芸術(の、熱)と人間(の、たのしみ)」こそを、言葉にしたかったのにー!と思っていたのです。

      その際において、cyokin10wさんの「星奏に対するまっすぐな手紙」スタイル、そして星奏でへの「思い」を拝読して、
      「そうか……分析論述よりも、もっと他の書き方があるんだ」
      ってことに気づかされて、やっと自分なりの恋カケ感想が書けたわけです。

      ぼくにとって、こないだ書いた恋カケ感想は、自分のなかでも、大事な意味をもってるものでして。
      だからこそ、cyokin10wさんには感謝しております。
      勝手ながら、ここで申させてください。ありがとうございました。(えろすけ投票欄やコメ欄で書け!のツッコミは否めないw)


      千夏に関しては……これはfeeさんのレスにお任せしますw
      いやぁ……「千夏論」は、すっげぇも
      残響さまは初めまして
      feeさまはお久しぶりです(サッカーW杯決勝以来?)
      エロスケに生息しているcyokin10wという者です


      ラブラブル語りまで含めて(つぐみ先生派です)、最後まで拝見しました。

      特に、第1夜のジャンルの定義について
      feeさまの、最初の段階で【抜きゲー】と【非抜きゲー】に分けるという部分とか
      残響さまの、【萌えゲー】と【イチャラブゲー】の違いの話とか
      >>「シナリオが良い」ノベルゲームは、一部例外もありますが「たいていはキャラも良い」〜〜
      辺りをとても興味深く読み込ませていただきました。

      今後の記事も、楽しみにお待ちしています。
      (訳:ラブラブルの千夏編マダー?)
      • cyokin10w
      • 2016/08/05 6:55 PM
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