『つよきす』対談 第8回 蟹沢きぬ編

  • 2018.03.28 Wednesday
  • 19:58

 

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(各キャラ点数一覧はこちらのページを参照ください)

 

☆1

 

残響「お互いの評価は、エロ以外はほぼ同じですね」

 

fee「最初のHは長年の想いが伝わって求めあう姿が結構エロかったかなと。体育の授業をサボって体育倉庫でHをしたりとか、生徒会室でHするのもいいよなと思いました。おもらしはあまり興味ないんですけど」

 

残響「ぼくはピンとこないというか、つまらないというか」

 

fee「いやいや、エロいっていうのは『面白い』とか『つまらない』で評価するものじゃなくて、『興奮する』か『興奮しないか』で評価するものだと思うんですが……」

 

残響「ぼくの場合、エロシーンはイチャラブの延長線上なので、イチャラブ的に面白くなければダメなんですよ」

 

fee「そういう意味では、カニのHシーンは面白くなかった? 点数を見る限りそうでもないのか」

 

残響「あんまり……ピンとこな……失礼、つまらなかった」

 

fee「*1ピンと来ないって言われると、『解らない・知識不足』なのかなって思っちゃうんです。解らないなら、解説しないと!って。『つまらない』なら、もう感性とか好みの問題なので……」

 

残響「ぼくは『大体何が起きているかはわかっているけど、自分的にはつまらない』事を、ピンと来ないと言っていました」

 

fee「カニのルートの話をしましょう。序盤は体育祭での二人三脚の話です。縄みたいな不思議アイテムのせいで、1日ずっと一緒にいることになります。トイレ入ったり入浴したり。そこからレオがカニを意識するようになって、烏賊島での肝試しでキスをして、体育祭でもキスをします。

いい感じになりそうなところで、レオはスバルの気持ちを聞かされるんですね。『スバルがカニの事を好き』だという話と、『スバルが転校するかも』という話を聞いて、いったんレオが身を引きます。しかし、やっぱりカニへの恋を抑えきれなくなって、スバルと衝突します。スバルは転校しちゃうけど、レオとカニが結ばれて良かったねというのが大まかなストーリー。その後はイチャイチャエロエロしているだけです。このバカップル描写は楽しくて、あまり長さを感じませんでした」

 

残響「ぼくも同じです」

 

fee「シナリオ的にはスバルの転校がクライマックスなんですが、その余韻を残したままバカップルのシーンをスピーディーに書いて、エンディングまで繋げているので中だるみもしないし、良かったと思います」

 

残響「なるほど。feeさんの感想はそうですか。ぼくは、ちょっと評価に悩んでいまして。物語が段々盛り上がって行って、スバルの転校でピークを迎えて。で、そこからイチャラブが始まって、【あれ、スバルの事はどうしたの?】って思っちゃいました。でもしょうがないんですよね。スバルはもう転校しちゃったんですから」

 

fee「スバルはもう転校しちゃいましたからね。この後しみじみしてもいいですけど」

 

残響「物語の味わい的にはしみじみしてもいいんですけど……でもまぁイチャラブしないといけませんから

 

fee「いや、しなくてもいいんだよ、別にここで物語が終わりでもいいと思います」

 

残響「いやいや、イチャラブしましょうよー!」

 

fee「まぁ、ここで物語を終えるんじゃなければ、次の展開はどうするんだ?となりますよね。スバルをしのんでしみじみするだけじゃつまらないので、イチャラブでいいのかなって」

 

残響「スバルが転校する前にイチャイチャするのは、さすがにスバルに対して残酷すぎますから……」

 

fee「スバルは由井浜学園に転校するんでしょ? 由井浜って……多分元ネタは由比ヶ浜だと思うんですが……」

 

残響「あー、元ネタとなってるところの地理については、詳しくないので教えていただけますか?」

fee「要は電車で1時間ぐらいなんですよ。カニたちがいる松笠というのは、モデルは横須賀中央駅です。由比ヶ浜には行ったことがありませんが、横須賀中央駅から由比ヶ浜は、路線検索してみると1時間ぐらい。確かに、毎日顔を合わせてファミリーの面倒を見たり、遅くまでバカ話はできなくなりますけど、やろうと思えば土日に遊びに行ける距離ではあります」

 

残響「あぁ、もう少し距離があると思いました。電車で1時間かー」

 

fee「単純に『陸上で成功するまでは、連絡を断って陸上に集中するんだ!』という、スバルの覚悟、けじめということじゃないでしょうか。そういうのがなければ、普通に会いに行けばいいじゃん、って距離ではありますね。乙女さんの実家〜学校の方が遠いぐらいです」

 

残響「なるほど、なるほど」

 

fee「まぁ、毎日集まるのが楽しいわけですし、離れたくない気持ちはわかりますけどね。カニの事が好きで、ずっと一緒にいたい気持ちもわかります」

 

残響「そういえば由井浜学園って、全寮制だったような……」

 

fee「そうでしたっけ? そこは覚えてない……でも土日に遊びに行くのはいいんでしょ?」

 

残響「まぁ、ケジメの話なんでしょうね」

 

fee「三角関係もあったしね。このルートも、フカヒレ君が活躍していました」

 

残響「サポート役として一番冷静なのがフカヒレ君です」

 

fee「フカヒレ君は、単なるバカギャグ要員じゃなくて」

 

残響「全然違いますよね」

 

fee「単なるいじられ役みたいな感じで、男キャラを使い捨てにするゲームもあるじゃないですか。スペックが明らかに低い感じの。そういう雑な扱い方はしていませんよね」

 

残響「阿呆なことばっかり言ってますけど、要所要所で不思議な知性……ウィットを見せます」

 

fee「だからこそ、もう少しフカヒレ君は幸せになってもいいんじゃないの?と思うんですけど」

 

残響「フカヒレが一番幸せだったのは、なごみルートのエンディングかな」

 

fee「ファンの女の子と話してるやつ?」

 

残響「そう、それそれ。あれがフカヒレ的には一番幸せなルートかなと」

 

fee「女の子のファンがついていますからね」

 

残響「ちゃんとフカヒレの音楽を聴いてる、結構しっかりしたファンですし」

 

fee「フカヒレ君にも春が来るかもしれないですね。路上ミュージシャンで頑張ってるんだから、格好いいですよ」

 

残響「カニルートのラストで、フカヒレが郵便局に勤めながら趣味をやっているというエピソードがあるんですが。自分が好きな『人間椅子』というヘヴィメタルのバンドの人(ベースヴォーカル:鈴木研一)が、売れない時代に20年ぐらい郵便局でバイトしていたので、ちょっとそれを思い出しました」

 

fee「(画像を見て)凄い顔だな……」

 

残響「フカヒレ君もこのくらいになれば売れるんじゃないでしょうか?」

 

fee「これはちょっとまずいだろ……。でもフカヒレって、言われているほど猿顔でもなければブサでもないような」

 

残響「ですよね」

 

fee「スバルほどのイケメンではないけれど」

 

残響「作中で言われているほど悪くはない」

 

fee「イガグリ君ほどヤバくない」

 

残響「確かにw フカヒレ君は結構優男風です」

 

fee「僕は、一番自分に似ているのはなごみだと思いますが、なごみの次に似ているのはフカヒレ君かなと思っています。フカヒレ君は結構共感できるところがあると思うんですが、どうですか? 割とこう、『心の中で思ってるけど、さすがに口には出さねぇよ』とか、『ちょっと思いついたけど、やめとこー』みたいな事をそのまんま言ったりやったりして、顰蹙を買っているようなところがあってw」

 

残響「そこも含めて道化を任じているところがありますよね。オレは道化でいいんだ、みたいな。凄くいい意味で、周囲にユーモアをもたらす人。しょうもない事ばかりしてますけど、度量は大きいです。決めるところでは結構決める」

 

fee「うーん……具体例を出してほしいんだけどw」

 

残響「いっぱいあるからなぁ。なごみルートで、なごみとレオに気を遣うところとか、スバルとの関係でゴタゴタした時に、レオに第三者視点でアドバイスするところとか。結構頭がいいんだなって思いまして。学問的な意味じゃなくて、音楽も含めたセンス的な意味で、頭がいいのかなって思います。人間性の深みがありましたね」

 

fee「ふんふん」

 

残響「だから、フカヒレは単なるいじられキャラでは全然ないんですよ。じゃあスバルはどんな存在なんだ?って話になるんですが……」

 

fee「保護者じゃないですか?」

 

残響「なるほどねぇ……」

 

fee「カニの話が全然出てこないんだけどw フカヒレばっかりw」

 

残響「ほんとだw カニは面白い人ですね。そこに居るだけで面白い女 *2」

 

 

*1
「ピンと来ない」……言葉のweb辞書における例

残響さんは『芸術表現などに対して感覚を共有できないさま』という意味で使う事が多くて、僕は『物事の主旨や意図を把握するのが困難であるさま』で使う事が多い。そのため、よく混乱が起こる模様。
というわけで、残響さんの使い方は用法的には間違っていないよ! でも2つの意味があるので、誤読する可能性はあるっちゃあるかな。と自己弁護。

 

*2 エリーも含め、残響はこういう表現を気に入って使う。この表現は残響的には非常に賛辞でして、「キャラとして立っている」だけでなく「どんなシチュエーションでも確固たる存在感を放つ」、さらには「どんなギャグ的無茶振りにも対応出来る」「というかこいつが画面に出てるだけで面白くならないはずがない」「作品の面白さの一端は確実にこいつが担っている」……といったフィーリングでして、確実にこれはガルパンのダージリン様(ダー様)の影響だと思う
 

 

☆2

 

fee「カニルートですが、三角関係の話としては結構出来が良かったんじゃないですか? そりゃカニは渡したくないけど、相手がスバルだったら自分よりもカニを幸せにしてくれそうな男ですし、身を引いちゃうのもわかりますよね」

 

残響「わかりますねぇ……(スバルを思う)」

 

fee「『なんで男同士で争って、なんで勝手に勝者を決めてるの? 女が選ぶのよ』みたいな話も、そうだよなぁ、と思って聞いていたし」

 

残響「それはある」

 

fee「青春ドラマっぽいシナリオはカニかなって。残響さんは、こういう三角関係の話は意外と嫌いじゃないんですね?」

 

残響「ものによりますね。三角関係の相手がスバルだったから良かったのかも。たとえば相手が村岡洋平君だったら……」

 

fee「村田だよ!!」

 

残響「あー、そうでしたそうでした(素で間違えた)。村田だったら全然ピンと来ないんですけど、スバルだったら面白いなと思えます」

 

fee「要は、『嫌いじゃない、尊敬できるキャラと競い合う形の三角関係』ならOKってことでしょ? 『ウザい、何だコイツ!』みたいなキャラとの三角関係はムカつくけど」

 

残響「全くそのとおりです」

 

fee「このゲーム、意外と三角関係が多いんですよ。乙女×西崎×レオの謎の三角関係とか、エリー×よっぴー×レオのヤバい三角関係、レオ×スバル×カニの正統派の三角関係。3つもあるんです」

 

残響「3つは多いですね、改めて考えると」

 

fee「三角関係に特化したゲームでもないのにね」

 

残響「それだけキャラが練られてるってことなんでしょうか」

 

fee「まぁ、西崎×乙女×レオの三角関係に関してはちょっと不満もあるが……」

 

残響「うーんww しかし、考えてみると1対1という関係性はそんなにないのかもしれません」

 

fee「……カニの話に全くならないなぁ」

 

残響「エリーとは別の意味で、そこにいるだけで面白いキャラですよね」

 

fee「ごくごく稀に『なんだコイツ?』って時もありますけど、エリーほどの頻度ではないです」

 

残響「エリーにはたまに苛立つ時があるんですけど、カニの場合はそうなりそうでも、ユーモアというか愛嬌があるから……」

 

fee「そうですね」

 

残響「ゲスいことをやっていても、かわいい。裏表がないというのもありますし」

 

fee「ゲスい事をやった後はちゃんと制裁されてるというのもあるんじゃない? そういうのも大事だったりするんですよね」

 

残響「確かにw あと、タフなのもあります。親から期待されていないという設定があったと思うんですけど、あれってどこまで真面目な設定なんでしょう?」

 

fee「よくわからないよね。カニの兄弟がすごく頭が良いらしくて。だから学歴的な意味で期待されていないんじゃない?とは思うけど。東大とかに行ってる兄弟の中で、一人だけ高卒みたいな。そういう意味で」

 

残響「カニに対する侮蔑の感情がマダムにはあるのかなと思ったんですけど、そこまではないですよね?」

 

fee「ない、とも言えないんですよね。マダムの描き方だけを見れば放任主義に見えるので、単に教育ママ的な感じの干渉をしていないだけ、とも思えるし」

 

残響「それはそれでカニみたいな人間にとっては、いいような気もしますが……」

 

fee「ただ、他のキャラが、ガチに家族からの愛情を得られていないので。その文脈で読んじゃうと、カニもそうなのかな?と読めちゃう」

 

残響「そうなんですよね」

 

fee「『つよきす』全体の話なんですが、なんでみんなこんなに家庭環境が崩壊してるんです? こういうゲームだっけか?っていうのも含めて」

 

残響「妙なリアリティがあるんですよね、このゲーム。タカヒロさんなりの世界の切り取り方というか、世界を見つめる視点・視線というか。タカヒロさんから見たらこれが自然なのかもしれません。この設定を今の萌えゲー業界にぶち込んだら、『えぇ?』的なところがあると思うんですよ」

 

fee「僕は別にいいと思うけどw はい」

 

残響「ちょっと過敏すぎる反応かな、ぼくのはw ヤンキーっぽいところとか、『ノラとと』に少し近いところはあるんですが。タカヒロさんは、ワイワイガヤガヤと楽しい萌えゲーを作っていますが、その前提となるキャラクターは、これぐらいの環境には置かれるよね、これぐらいの試練には晒されるよね、的な。そういうところは、ちょっと普通のエロゲライターと比べて、特殊な感性を持っているような気がします」

 

fee「病んでいるキャラも好きなんですよね。よっぴーほどじゃないけど、ちょっとおかしい奴が必ずいるんですよ。必ずというか、『つよきす』以外だと『君が主で執事が俺で』と『真剣で私に恋しなさい』の2つしかプレイしていませんが。全部ヤンキー臭いし、『君ある』も家庭環境は微妙です。依存が病的なヒロインも必ず出てきます」

 

残響「ぼくの知り合いの『結城友奈は勇者である』ファンは、『ゆゆゆ』にヤンキー臭さがあるとは言ってなかったんですけどね。で、カニの話に戻るんですけど、カニは恋愛対象に見えますか? 友達対象ですか?」

 

fee「リアルの僕から見てですよね? 一応恋愛対象じゃないですか?」

 

残響「ラストのイチャラブシーンを見ればそう思えるんですけど、いつものカニは、基本あぁいうキャラじゃないですか」

 

fee「カニは顔が整ってるじゃないですか。少女漫画的になっちゃいますけど、ずーっとバカをやっているカニが、急にイメチェンとかしたらキュンとくるかもしれないですね」

 

残響「あー、それはあります」

 

fee「きっかけがないと、ずっとバカやってる友達止まりかもしれませんけど。何かきっかけがあれば、そこから急接近する可能性はあります。レオ君は、カニと縄で縛られたのがきっかけになりましたが……そのきっかけ作りはちょっと無理があるとは思いました。漫画的というか、裸を見たから意識したというかw 話を戻しますと、リアルの僕にカニみたいな幼馴染がいれば、恋愛対象には入ります」

 

残響「自分の場合、プレイ前はもっとギトギトのドギツいネタキャラみたいな印象を持っていたんですね。でもプレイしてみたら、普通にかわいくて面白かった」

 

fee「それは最近のキャラゲーに毒されすぎ、というか、最近のキャラゲーがやりすぎなんじゃないの? かわいくない変な顔芸で笑わせてくるとか、おしっこを飲ませる云々とか、インパクト一点張りのゲテモノキャラじゃないですか。そういうのは嫌だけど、カニくらいなら全然かわいい。でもカニでも結構ギリギリだと僕は思うんですけどね。あれ以上やっちゃったら、もうかわいくないでしょ。しかし、カニはかわいいけど、人気投票ではあまり上にいないんですよね」

 

残響「意外だ」

 

fee「オフィシャル人気投票を見ると、なごみ1位、乙女2位、素奈緒3位という位置は何度やっても変わりません。よっぴーや祈先生が下位なのは仕方ないとして」

 

残響「仕方ないとして」

 

fee「カニはトップに近い位置にいてもおかしくないと思うのになぁ。僕は女の子としては、1位なごみ、2位素奈緒、3位カニかな」

 

残響「なるほど」

 

fee「1学期限定で言うなら、シナリオ補正で素奈緒を抜いてカニが2位。対馬ファミリー的な意味では、ある意味1位かもしれません。なごみは残念ながら、対馬ファミリー感は薄いから」

 

残響「それは確かに」

 

 

☆CGコーナー

 

残響セレクション

  ↓

 

 

feeセレクション

  ↓

 

 

 

残響「さてCGコーナーです。カニのベストCGですけど……スバルの背中じゃダメですか?」

 

fee「マジですかw まぁいいです、アリですけどw」

 

残響「どう考えてもぼくの中ではこれが最強です」

 

fee「スバルのそれが悪いとは思わないけど、せっかくだから女の子を選びたいので僕はカニCGを選びます」

 

残響「じゃあぼくも……」

 

fee「いや、無理にしなくていいですよw ドアップのCGとかかわいいんだけど……」

 

残響「カニから選ぶとしたらぼくはそれですわ」

 

fee「僕、ドアップCGってなんか違うかなーって。かわいいんですけど、立ち絵と同じでちょっと安易な気がして。残響さんが選ぶのはいいんですが、僕が選ぶなら……僕、白猫参謀さんの絵、そんなに好きでもないんですよ。嫌いでもないけど」

 

残響「実はぼくも。ダメな絵柄ではないんですけど、好みの問題なんでしょうね」

 

fee「1枚目はこれかな。西崎さんの写真に撮られた、カニとレオが言い合ってるやつ。で、2枚目は迷いましたけど、非Hで。夜空、二人で腕を組んでいるやつ」

 

残響「あーーー、これかー」

 

fee「体操服ブルマでのHシーンも良かったけどw」

 

残響「夜空のやつ、良かったですね、そっか」

 

fee「このシーンは初キスのシーンですし、印象深いCGです」

 

残響「対馬ファミリー勢ぞろいのCGもいいですよ」

 

fee「カニが大人になったエピローグのやつは?」

 

 

残響「かなりいいんですけど、このカニってアリですか?」

 

fee「アリですよ。アリだけど、カニには見えない」

 

残響「そこですよね」

 

fee「でも大人になったらこうなった、っていうのはアリでしょ」

 

残響「確かにアリです」

 


☆3

 

fee「超どうでもいいところなんですが、登場人物がほぼ全員名前にコンプレックスを持っているのは、なんなんですか?」

 

残響「えーと……ほんとだ」

 

fee「乙女さんは、てっちゃんって呼ばれるのを嫌がるでしょ? 素奈緒とカニは説明不要だと思いますが、よっぴーも『よっぴー言わないでよぉ!』って言ってるし。なごみはそんなでもないけどココナッツとか呼ばれてるし、フカヒレ君はシャークって呼ばれたいのに」

 

残響「誰もシャークって呼ばない」

 

fee「村田洋平も説明不要。イガグリ君は本名じゃないんですよね。スバルも、『親がつけた名前だから嫌だ』っていうシーンがあって。エリーもです。みんな、名前ネタ禁止とか、名前に関するコンプレックスがあるんですけど、なんなんでしょう? 偶然とはとても言えない人数ですけど、単なる遊び心なんでしょうか?」

 

残響「言われてみれば確かに。主人公も対馬レオですけど、カタカナでレオっていうのはちょっと不思議じゃないですか?」

 

fee「ん?」

 

残響「ぼくは不思議に思ったんですよ」

 

fee「そう?」

 

残響「英語で言うところのライオン(LEO)的な意味とか。でもカタカナでレオと言われても。なんでレオなの?みたいな。乙女さんだったら、『乙女って名前でその腕っぷしなのかよ』みたいなズレは意識しているんでしょうけど。そういった安易なズレだけのものでもなさそうなんですよね」

 

fee「レオは……普通じゃない? 家入レオとかいるし。森本レオもいますよね。そんなに変でもなくない?」

 

残響「すごく変って思っちゃったんですけど……」

 

fee「レオってたまーにいない?」

 

残響「芸名ではたまーにいるけど、本名カタカナで出されると混乱したところがありました」

 

fee「漢字で玲央とかなら良かったんですか?」

 

残響「そうですね。漢字なら」

 

fee「なんでだよw」

 

残響「カタカナでいきなり出されたから……」

 

fee「カタカナ名前が変なの? え、カタカナ名前のやつっていない?」

 

残響「え、そうですか? ぼくはいないと思った」

 

fee「僕、クラスメイトにカタカナのやついましたよ」

 

残響「ハーフとかじゃなくて?」

 

fee「多分違うと思うよ? 幼稚園の時のクラスメイトなんですけどw 髪がチリチリしてたから、ひょっとしたら外国人の血が混じってたのかもしれないけど、別にカタカナだから外国人というわけでもないと思いますよ。日本人の名前で、カタカナ名前ってどのくらいの割合でいるんだろう」

 

残響「えっ、カタカナ名前って日本人につけてもいいんですか?」

 

fee「当たり前ですよ! なんでダメだと思ったんですかw どこでそんなルールを覚えてきちゃったんですか。そんな法律はないですよ」

 

残響「「ひょっとしてぼくは違う世界に生きていたのかもしれないw」

 

fee「カタカナの人は珍しいとは思いますよ。でも、100人に1人ぐらいはいるんじゃない? さすがにアルファベットの名前はいないと思うけどw LEO君とか」

 

残響「なんだか夢を見ているようだw 自分の常識が覆されていくw」

 

fee「残響さんが引っかかるポイントが全く読めないw なぜそこっていう。まぁいいんですけど……」

 

残響「話を戻しますけど、対馬ファミリーは本当に居心地が良いですね」

 

fee「ルートごとにここまで話してきましたけど、『つよきす』を支えているのはやっぱり対馬ファミリーの暖かさだと思うんですよ。全般的な雰囲気の良さというか」

 

残響「そうですよね」

 

fee「『つよきす』にはレオ君が所属しているコミュニティが3つくらいありますよね。『生徒会』と『対馬ファミリー』と、『家族(乙女さん)』。そのどれもが楽しめる。あーあと、『クラスメイト』っていうのもありますよね。レオ君はそのどこでも、それなりに楽しくやっていますけど、すべての根幹に対馬ファミリーがあると思います。スバル、新一、きぬ。『つよきす』の楽しさのかなりの割合はそこが支えている」

 

残響「全くそうですね」

 

fee「だから『つよきす』の何が良かった?って聞かれたら、『カニルートに感動した!』とかよりは、『対馬ファミリーの、レオの部屋でみんなで駄弁っているあの空間が居心地が良いんだよ』とか」

 

残響「あの、CGがあるやつですよね。ベッドの上にカニがいて、フカヒレがギターを弾いてて」

 

fee「それの良さですね」

 




残響「ほんとに。だからカニルートの、スバルの背中CGを見て、対馬ファミリーの一つの時代が終わったような、寂しさを感じてしまいました。とても良いシーンではあるんですけども」

 

fee「僕が乙女さんでちょっと辛いのが、対馬ファミリーが騒いでいると『うるさい。テスト前だぞ』って言って解散させちゃうんですよ」

 

残響「あー、なるほどね」

 

fee「大人の視点から言えば確かにそうなんです。ずっと喋ってて。でもなーって思うんです。スバルは明らかにそれにムカついてて」

 

残響「カニルートのスバルの旅立ちのところで、乙女さんに言ってますもんね。『俺にとっては、あそこは聖域だった』って。あれは非常に良い台詞でした」

 

fee「この4人の中で一番空間を守りたがってたのはスバルだったと思うんです。まぁなんだかんだで、全員がこの空間を守りたがっていたとは思いますが。レオが一番無頓着な気がする」

 

残響「はははw」

 

fee「フカヒレ君にとってもかなり重要なコミュニティだと思いますし。将来的にモテモテになったフカヒレ君なら大丈夫ですけど、今のフカヒレ君はいじめられっ子みたいじゃないですか。この空間があるからなんとかなってる」

 

残響「ぼく、どのヒロインとの恋人関係を羨ましく思うよりも、対馬ファミリーが羨ましかったかもしれない」

 

fee「そうですよね。僕も多分そうです。カニルートの羨ましさにつけた点数は、対馬ファミリーの点数でもあります。青春を完全燃焼!というタイプではなく、学生時代の、どうでもいいことをダラダラと喋りあう友達みたいな感覚かな、対馬ファミリーは」

 

残響「ですね」

 

fee「今思うと楽しかったなぁとは思います」

 

残響「得難い時間でした」

 

fee「大人になるとねー……まぁ、酒飲みながら愚痴とか言えばいいのかもしれないけど」

 

残響「ちょっとそれも違うんですよね。打算があるんですよ、酒飲みには」

 

fee「そうなの?」

 

残響「ぼくから見たら打算はあると思います。全部が全部とはもちろん言いませんが、お前の愚痴を聞いてやった。だから今度は俺の愚痴を聞いてくれ、みたいな。ある種の信用取引というか、それに流れる傾向があった」

 

fee「そこまで考えた事はなかったなぁ」

 

残響「思春期の時期から周囲の大人に、ろくでもない酒の飲み方をする人を、他人より多く見てきちゃったから、そう感じるだけかもしれませんが」

 

fee「単純に若いから、キラキラしているというか。ダラダラしてても、キラキラしているように見えるというか。ダラダラしてていいんだ、っていう。『停滞』が許されるというか、子供って自然に『成長』していくじゃないですか。ちょっと違うかもしれないけど、定年退職した後で、稼いだお金で『今まで我慢していたことにチャレンジするぞ!』って言って、集まっている老人達がいたらこういう雰囲気を出しているかもなぁって思います。外見は違うかもしれないけどw」

 

残響「なるほどね」

 

fee「ただ、対馬ファミリーほどじゃないけど、僕はこのタイプの青春は、年齢を重ねてからでも得られるんじゃないか、とは思います。どこからを打算と捉えるかにもよるしなぁ」

 

残響「うーん」

 

fee「だって、たとえばこの対談って打算はありますか?」

 

残響「いや、ないっすよ」

 

fee「残響さんにないとして、僕にはありそうですか?」

 

残響「? えーっと?(意味が取りにくい)」

 

fee「たとえばこの対談に打算がないのなら、うちらは今、対馬ファミリー的な会話をしているわけじゃないですか」

 

残響「あー、なるほどなるほど」

 

fee「だとしたら、そんなに特別なものではないのかもしれないよ?」

 

残響「そっかぁ」

 

fee「だから、時間を気にせずずっとダラダラ喋って楽しくて、それに対する罪悪感がない、という相手がいれば。そういう状況さえあれば、対馬ファミリー的な青春は掴めるかもしれない。ハードルは低くはないけど、そこまでめちゃくちゃ高くもないかなとは」

 

残響「なるほど、そうですね……そう考えると、乙女さんは異物なのかもしれない」

 

fee「乙女さんは真面目だからなぁ」

 

残響「そう、【成長しなくちゃいけない】って考えている人なんですけど、じゃあその成長ってなんなの?って感じでもあります」

 

fee「つよきすメンバーで一番ガキなのは、エリカかなごみ」

 

残響「そうですね」

 

fee「レオもガキっちゃガキだよね」

 

残響「でもレオがガキじゃないと話が進みません」

 

fee「素奈緒もガキかな……」

 

残響「でもよっぴーみたいな大人になっちゃダメですよ」

 

「つよきす 三学期」対談 第1回目 鉄乙女編に続く……

 

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